2014年 02月 25日
【演目紹介】羅生門 |
都の守護を命じられた源頼光は、毎夜羅生門に現われて人々を悩ます怪物退治を四天王の中でも武勇に優れる渡辺綱に命じる。
綱は早速、羅生門に向かい辺りの様子をうかがっていると、丹波の国大江山に住む茨木童子が現れ戦いとなる。
戦いの中で綱は茨木童子の左の腕を切り落とし、茨木童子は大江山へ逃亡する。
綱は頼光の館に立ち返り羅生門での戦いの様子を報告すると、頼光はその腕が災いを起こす恐れがあるので綱に七日の間物忌を命じる。
酒呑童子は子分かわいさの念から、綱の乳母・白妙に化け腕を取り返すために綱の館に向かう。
白妙は綱に腕を見せるよう頼むが、腕が災いを起こす恐れがあるので物忌が明けた後に見せると言う。
白妙は承知したふりをして館の中を探り、次第に本性を現しながら左の腕を取り返そうとする。
それを目撃した渡辺綱は酒呑童子に立ち向うも、妖術によって倒れてしまう。
その後左の腕を取り返し、茨木童子にもみつけ、綱を連れ去って大江山へ飛び去ろうとする。
そこに石清水八幡のお告げを受けた頼光が駆けつけ戦いとなるが、童子らは虚空飛天の妖術を使い、大江山に逃げ帰る。
頼光は勅命を仰ぎ、大江山へ酒呑童子征伐に向かう。
【登場人物】
源頼光
渡辺綱
酒呑童子
酒呑童子の化身白妙
茨木童子
by iinankagura
| 2014-02-25 19:20
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